4月27日発「パプアニューギニア 丸木舟で巡るセピック川ビレッジツアー」添乗レポート

2019年のゴールデンウィークは10連休という長期休暇で海外へ出かけられた方も多かったのではないでしょうか。アドベンチャーワールドで展開しています4月27日発「パプアニューギニア 丸木舟で巡るセピック川ビレッジツアー」へ同行させていただきました。

セピック川といえば、プリミティブな人々の暮らしや文化、そして、セピック・アートと呼ばれる木彫品が見どころとなります。また、人懐こい人々の交流も楽しみ。舟旅では、セピック川周辺で地元の人々が使用しているモーター付きの丸木舟に乗って、村々を訪問します。

ニューギニア航空で首都のポートモレスビーを経由、セピック川ツアーの起点となるウェワクに到着すると、強烈な日差しと湿度が迎えてくれます。

到着日は暑さにもなれるため、ウェワク周辺の散策へ。日本軍の戦績や慰霊碑も多く残されています。日曜日ということもあり、子供たちはビーチで目いっぱい楽しんでいました。

翌日はセピック川へ車で移動します。景色や休憩地にあるマーケットでのつまみ食いを楽しみながら数時間でセピック川に到着です。GWあたりは雨季の終わりになりますが、今年は異常気象で雨が多く、川が増水し、向かう予定だったセピック上流域の村々は浸水し、宿泊もままならない状況ということで、急遽セピック中流域の村々を周ることとなりました。

本流から支流、そして湖を移動しながら、キリンビットの村へ。宿は、地元の方々が暮らす高床式の家屋をツーリスト用に改装したゲストハウスです。村人たちが華やかな衣装に身を包み、ウェルカムダンスで迎えてくれました。

食事は同行のスタッフが作ってくれます。シンプルですが、素材の美味しさを活かした料理。

マットと蚊帳がついた寝床。

翌日は、周辺の村観光へ。このあたりでは唯一土器でかまどなどを造る伝統を持つアイボンへ。土をこねるところから最終的に焼き上げるまでの過程を見せていただきます。ワニ狩りも頻繁に行われており、ワニの卵をゆで卵にして試食。なかなかの美味でした。

これでワニを狩るそうです。

次はカンガナマンへ。クロコダイルマンで知られる村です。立派な精霊の家、ハウスタンバランにお邪魔させていただき、クロコダイルマンとご対面。イニシエーションでワニを模した柄が施された肌や、シンシンも拝見させていただきました。第2次大戦中には日本人もこの村に駐留したとのことで、我々を温かく迎えてくれたのでした。

翌日は、ワグへと移動します。日中は直接日差しを受けるため暑いですが、ワグ着後、近くの小川へと案内していただき、冷たい水でリフレッシュ。夜は村々で作られているココナッツ・ワインを堪能し、盛り上がりました。

セピック川滞在最終日は、パプアニューギニアの国鳥である極楽鳥を探します。鳴き声はすぐそばで聞こえるものの木が生い茂り、見つけるのは困難ですが、肉眼でくっきりと美しい姿を見ることができました。

今回は写真に撮れなかったので、以前撮影したものを。

ウェワクに戻る途中で、川が氾濫し2~3時間身動きが取れなくなるなどトラブルもありましたが、人々の文化にじっくり触れ、そして、笑顔で迎えてくれる人々との交流も楽しい日々でした。

ゴールデンウィークだけでなく、通年、出発日を設定していますので、気になる方はぜひお問い合わせください。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。